翻訳者がつぶやくブログです。今回のトピックは「孤独と本」です。
で、友達(=よすがとなる本)探しを再開し、最近候補に挙がっているのがハンナ・アーレントです。The Origins of Totalitarianism と Eichmann in Jerusalem は読んだのですが、それはナチズムへの興味からでした。(難しかったですし、理解できているとは申せません。。。)でも亡命し、大人になってから外国語(英語)を学び、本を書き、アイヒマンの件では旧友とも袂を分かった彼女のことを考える時、そして最近のウクライナ戦争を考えるにつけ、寂しいなんて言ってられない、自分には何ができるんだ、と考えさせられます。そう、前を向くことができるのです。ハンナ、ありがとう!
今、友達を探しています。もとい、本(作家)を探しています。子供の頃は転校が多く、本(著者)を勝手に友達と思っていました。大学卒業ぐらいまではフランソワーズ・サガンが友達でした(と勝手に思ってました)。
ただ若くして億万長者になってしまった彼女と私では生活感に差がありすぎ絶縁。(私の一方的な思いです(笑)。)それからは普通に人間の友達もでき、結婚もし、生活に追われていたのですが、ふと思いました。結局人間一人よね。。。 (悪い意味で言っているのではありません。生まれるときも死ぬときも一人、という事実を述べております。)
人は一人。昔は怖くて認められなかったこの事実を、やっと受け入れられるようになった今日この頃です。
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